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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/09/08 08:39, 提供元: フィスコ 前場に注目すべき3つのポイント〜新政権への期待が高まるかを見極め〜*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント〜新政権への期待が高まるかを見極め〜8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■新政権への期待が高まるかを見極め ■サンドラッグ、単独上方修正 経常利益 350億円←260億円 ■前場の注目材料:NTN、航空機軸受を4割増産、50億円投じ仏工場拡張 ■新政権への期待が高まるかを見極め 8日の日本株市場は、売り先行で始まった後は押し目買い意欲の強い相場展開になりそうだ。5日の米国市場はNYダウが220ドル安、ナスダックは7ポイント安だった。8月の米雇用統計が予想を大幅に下回ったことで景気後退を警戒した売りが膨らんだ。ただし、同時に利下げ期待が高まり、相場を下支えする形になった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比180円安の42890円、円相場は1ドル=148円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物のナイトセッションは43200円まで買われた後に軟化し、一時42590円まで売られる場面もみられた。ただし、終盤にかけて買い戻され、42870円まで下げ幅を縮めていた。米雇用統計の結果から労働市場の減速が警戒されるものの、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が高まることで、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。 また、石破首相は7日、「自由民主党総裁の職を辞することとした」と発表した。総裁選を前倒しで実施するよう森山幹事長に伝えたと明らかにしている。政策運営に対する不透明感が高まる一方で、新政権に対する期待感からの押し目買い意欲は強いと考えられる。上値追いは慎重にさせそうだが、下値の堅さは意識されやすいだろう。 先週の日経平均株価は続伸で43000円を回復し、ボリンジャーバンドの+1σ(43246円)に接近している。足もとで上値を抑えられていた+1σを突破してくるようだと、先物主導で上へのバイアスが強まりやすく、買い戻しの流れに向かわせそうだ。新政権への期待が高まる局面においては、インデックスに絡んだ商いが日経平均株価を押し上げる形になりそうである。 ■サンドラッグ、単独上方修正 経常利益 350億円←260億円 サンドラッグ<9989>は2026年3月期単独業績予想の修正を発表。経常利益を260億円から350億円に上方修正した。連結子会社から配当金の受け取りを2026年3月期より開始している。これにより個別(ドラッグストア事業)の利益が当初予想を上回るため。 ■前場の注目材料 ・日経平均株価は上昇(43018.75、+438.48) ・SOX指数は上昇(5761.40、+93.54) ・VIX指数は低下(15.18、-0.12) ・米長期金利は低下 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・NTN<6472>航空機軸受を4割増産、50億円投じ仏工場拡張 ・キヤノン<7751>ロジック半導体プロセスにナノインプリント、27年適用 ・日立<6501>日立エナジー、米に電力用変圧器工場を新設、27年稼働 ・熊谷組<1861>住友林業などと米シアトル近郊に賃貸用集合住宅 ・ANAHD<9202>傘下の日本貨物航空、欧州向け拡充、成田―フランクフルト間就航 ・スズキ<7269>「スイフト」1000万台達成、世界170カ国超で販売 ・ソディック<6143>電極・ワーク交換自動化、放電加工向け装置 ・DMG森精機<6141>第3世代複合機4種発売、精度・生産性を大幅向上 ・三菱重工<7011>台湾の発電所用ガスタービン受注、総額7600億円 ・Liberaware<218A>上下水道点検で韓国社と提携 ・JFEHD<5411>JFEエンジ、社長・福田一美氏、廃棄物発電、海外投資を拡大 ・リンテック<7966>徳島に新棟、合成皮革の工程紙塗工 ・レンゴー<3941>セルロースで水質浄化粒子、陸上養殖向け開発 ・王子HD<3861>新ブランド立ち上げ、処理困難紙再生で連携強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4-6月期国内総生産改定値(予想:前期比年率+1.0%、速報値:+1.0%) ・08:50 7月経常収支(6月:+1兆3482億円) <海外> ・時間未定 中国・8月貿易収支(予想:+974.4億ドル) 《ST》 記事一覧 |