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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/09/08 12:02, 提供元: フィスコ KeyH Research Memo(2):総合エンターテインメントを軸とする企業グループを形成*12:02JST KeyH Research Memo(2):総合エンターテインメントを軸とする企業グループを形成■会社概要 1. 会社概要 KeyHolder<4712>は、持株会社である同社を中心に、エンターテインメントに関連する事業を展開する事業会社で構成された企業グループである。事業は、乃木坂46やSKE48などのIPの管理・運営からイベント・興行などの企画・運営・管理までを手掛ける総合エンターテインメント事業、地上波向けバラエティ番組やドラマの企画・制作、映画製作委員会への参画、映像制作スタッフの養成・派遣などを行う映像制作事業、タレント・アーティストのキャスティングからYoutube動画広告などデジタル広告の運用・管理、プロモーションの企画・開発までを展開する広告代理店事業などを展開している。また、昨年より倉庫・運送事業を展開する物流事業を開始している。同一グループ内でエンターテインメントという同じベクトルを持った複数の事業子会社があることで、グループシナジーや多様なマネタイズポイント、マネタイズポイントを生かす事業活動といった強みにつながっている。こうした強みを背景に、事業より時代にこだわった成長を目指している。このため、「世の中の常識にとらわれない独創性と誠実さを通じて幸せで豊かな未来をつくります」というグループ企業理念を持つ同社は、こうした強みを背景に、「新たな独自IP・コンテンツの創出」「グローバル基準の映像コンテンツの創出」「広告分野における新規販路開拓・デジタル領域の拡充」を推進しており、特に近年は新たな事業領域に積極的に進出している。 ゲーム機設置から総合エンターテインメントへと業容拡大 2. 沿革 同社は1967年、輸入娯楽機を中心としたゲーム機設置営業を目的に(株)シグマの社名で設立された。海外製アミューズメント機器の輸入販売・運用に始まり、独自のゲーム機器の開発と販売、さらにはゲームセンターなどの施設運営へと事業を拡大し、1998年には日本証券業協会に店頭登録している。その後、幾度かの変革を経た後、2018年に新たな収益体制の確立に向け、M&Aや事業開発などを駆使して、アミューズメント関連事業からエンターテインメント関連事業へと業容を大転換した。結果的にこれが奏功し、その後わずか数年でアイドルグループやバンド、タレントなどのIP・コンテンツの管理・運営をはじめ、バラエティ番組やテレビドラマなどの映像制作事業、広告代理店業などを展開する総合エンターテインメントグループへと生まれ変わった。現在では、エンターテインメントに関わる多様なマネタイズポイントを同一グループ内で展開できる企業グループを目指し、2022年7月にインターネット広告事業、2023年5月に映像制作に関わるバックオフィス業務、2024年1月にスマートフォン向けゲームアプリ事業、2024年10月にエンターテインメントの周辺物流事業に参入するなど、総合エンターテインメントを軸とするビジネスを次々と取り込み、業況の拡大を続けている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光) 《HN》 記事一覧 |