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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/12/17 19:03,
提供元: フィスコ
17日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、買い戻しが優勢
*19:03JST 17日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、買い戻しが優勢
17日の香港市場は反発。主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比233.37ポイント(0.92%)高の25468.78ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が85.64ポイント(0.98%)高の8843.57ポイントで引けた。
香港株式相場は買い戻し優勢の展開となった。前日の米株安を受けて朝方は小安く始まったものの、前日指数が約1カ月ぶり安値に沈んだ反動で値ごろ感からの押し目買いが進んだほか、中国当局の政策期待が下支え材料となった。引けにかけて上げ幅を拡大した。
ハンセン指数の構成銘柄では、保険や医薬品関連を中心に買いが入った。生命保険のチャイナ・ライフ・インシュアランス(02628/HK)は4.1%高、平安保険(02318/HK)は1.8%高で引けた。加えて、製薬関連ではCSPCファーマ(01093/HK)が2.2%高、アリババ・ヘルス(00241/HK)も2.3%高となった。これらの上昇は、前日までの調整局面を経ての値ごろ感や政策支援期待による買い戻しの動きが背景にあるとみられる。
半面、電力・公益関連株に売りが集まった。エネルギー供給関連のENNエナジー(02688/HK)が2.4%安、鉄道事業のMTR(00066/HK)が0.6%安、水道・ガスの香港中華煤気(00003/HK)も0.4%安と軟調だった。市場では、公共料金の上昇余地が限定的とされる中で、ディフェンシブセクターから資金が流出した。一方で、同業のパワーアセッツ(00006/HK)は2.4%高と逆行高となったが、これは個別材料によるものと見られるため、セクター全体では売り優勢の展開となった。
続いて、情報通信および電子関連も一部に売りが出た。スマートフォン関連のレノボ・グループ(00992/HK)が0.8%安、通信サービスのチャイナ・ユニコム(00762/HK)は0.6%安、同業のチャイナ・テレコム(00728/HK)も0.5%安となった。ハイテク関連への見通し不透明感が強まりやすい中、利益確定売りが上値を抑える形となった。
中国本土市場も3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は前日比1.19%高の3870.28ポイントで取引を終了した。
《AK》
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